麻酔科専門医試験を参考にして出題した。(以下、「52B4」は第52回試験のB4番を指している)
52B4ではNMDA受容体を不活化するイオンとして、52B17では電解質異常に関連して、マグネシウムの性質が問われている。これら2問は採点より除外されている。確認のためにも50B29、50A53の内容とあわせて問題とした。
- ○ 子宮や気管支平滑筋の弛緩作用を有する。
- ○ ケタミン、笑気もNMDA受容体に阻害作用を示す。
- × 高マグネシウム血症で筋力低下、腱反射低下などの症状が現れる。
- × 慢性的な下痢、腎からの排泄の増加により低マグネシウム血症となる。
- ○ カルシウムはマグネシウム中毒の治療に用いられる。